抗うつ剤だけでは解決できない症状もあります
心療内科では、うつ病の患者に対して抗うつ剤を処方することが多いです。抗うつ剤はうつ病に対しては効果が出る薬剤です。しかし、うつ病には様々な症状があらわれるため、抗うつ剤だけでは解決できない症状もあります。
不眠症状を解決させるためには
うつ病を発すると、ほとんどの患者で不眠症状を訴えます。抗うつ剤でも不眠症状を緩和させることはできますが、それはあくまでも軽度の不眠症状の場合です。症状が重い不眠症の場合、抗うつ剤に加えて睡眠剤を併用することが多いです。ところで一口に睡眠剤といっても、その効果は色々あります。具体的に寝つきを良くする薬剤から、効き目が長時間持続する薬剤まで様々です。一般的にうつ病患者の場合、早朝覚醒が多いといわれています。これは起床すべき時間の2時間以上前に目が覚めてしまい、その後なかなか寝付けなくなる状態です。そのため、うつ病患者の場合、薬を服用して4時間以上経過してから効果のピークが出る薬剤を処方されることが多いです。ただし、どのような睡眠剤が必要になるかは、睡眠状態や併用している抗うつ剤との関係などによって、心療内科の医師が選ぶようになります。
不安感を改善する抗不安薬
うつ病患者によっては、不安感が出ることがあります。不安感があまりに強く出る場合、抗うつ剤に加えて抗不安剤が併用されることが少なくありません。ただし、抗うつ剤の処方が基本であるため、抗うつ剤を服用しても不安が収まらないときに処方されます。必要に応じて処方されますが、長期間にわたって必要以上飲み続けることがないように、しっかり観察を行うことが必要です。
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